地域猫対策のつくり方・・・ハードル高いな( ノД`)
飼主のいない不妊去勢手術をした猫を「地域猫」といいますね?
未手術の猫と区別するために耳をカットしています。
昔は「野良猫」とひとくくりで呼んでいました。
猫は人が飼いならした生き物なので、野生では生きられません( ノД`)
だから飼い主がいなくても「人の生活圏」で生きています。
餌やりの是非は「動物虐待からの保護」という観点と
「人が生活する中での地域トラブル」の主張とでは
全くかみ合っていないのです。
地域猫が、庭で糞をする、繁殖期のマーキングの臭気や鳴き声がうるさい!
と言って行政に苦情を言います。猫の命を救うために「餌やり」を続ける人と
衝突します。苦情を言う人も虐待や安楽死には賛成ではないでしょう。
「人と猫との調和のとれたまちづくりセミナー」を聴講してきました。
第16回を数え、三者協働の仕組みづくり討論会という副題がついています。
三者とは、「ボランティア」「行政」「地域住民」ですが、
「地域猫対策」にたいするスタンスが三者で異なります。
「行政」は「トラブルの解決」の一点のみです。地域住民の苦情が出ないように
地域猫による被害をなくし、それを介して発生しているトラブルをなくしたい。
ボランティアは色々でした。猫が好きで保護したい人たちや地域猫の被害を受けたり
見聞きしていてその被害をなくしたい人たちの大きく二手に分かれます。
地域住民は、直接の被害が無いか少ないので関知しない人たちと誰でもいいから被害をなくして
欲しいとただ願う人たちと被害をなくす活動の人たちに協力するスタンスの人たち等々。
行政は主体にはなれません。
あくまでもボランティアが主体で協力するか環境づくりのバックアップが限界点です。
ボランティアも使命感で続けていますが寄付で成り立つ状況。
「猫」は人が作り出した生き物なので、人の生活圏内で「共生」させる責任があります。
犬も猫も殺傷犯罪は懲役2年・罰金200万円、衰弱犯罪も遺棄犯罪も罰金100万円
人が飼養できる程度の繁殖にコントロールし、看取るまで責任をもって飼養する。
理由を問わず遺棄をなくすには、猫と暮らせる住環境は大きな条件になります。
ボランティア活動をするのもそこに寄付をするのも活動協力ですが、
ペットは禁止やペット可でも猫はダメ、「じゃあ、どこで暮らせばいいんですか?」
もっとも足りていないのは「猫と暮らせる賃貸住宅の普及」だと再認識しました。
私にこそできる「地域猫対策の推進活動」です(=^・^=)
- 2016.11.28 Monday
- コンサルタント杉浦のつぶやき
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